みなさんこんにちは。
料理の時に使用する油、オイルは何を使用しますか?
サラダ油、オリーブオイル、ごま油はあるんじゃないかと思います。
何を使ったらいいか、どれを使ったらいいか分からないときがあると思います。
先日、揚げ物をしようと思ったのですが、サラダ油が足りなくて、オリーブオイルで揚げ物していいのかなと、ふと疑問に思いました。
ただ、普段揚げ物にオリーブオイルを使用する考えが頭になく、他の植物油も含めてちょっと調べてみました。
サラダ油
単純に「サラダ油」という商品名の油は、一般的に大豆油となたね油をブレンドした油です。
もちろん、なたね油だけのサラダ油もあります。
現在「サラダ油」と表記できるのは、日本農林規格(JAS)の規定をクリアした製品のみと定められています。
ただ、メーカーが自由に商品名を付けてよいことになっているので、JAS規格をクリアしているモノでもサラダ油が商品名に入っていないものも数多くあります。
なたね油
なたね油は、アブラナ科の植物の一種であるセイヨウアブラナの種子から抽出した油のことです。
世界で3番目に生産されている植物油です。
脂肪酸のなかでもオメガ9の「オレイン酸」が最も多く含まれています。
キャノーラ油
キャノーラ油は、キャノーラ種という菜種から搾った油です。親戚みたいなものです。
こっちの方が聞きなじみがあると思います。
サラダ油は精製された食用油の総称なので、厳密に言えばキャノーラ油もサラダ油の一種ということになります。
なたね油の使い方
キャノーラ油は、油っこくないという特長があります。
そのため、揚げもの、炒めもの、ドレッシングなど、どんな料理も油っこくなく、あっさり軽く仕上げることができます。
また、お菓子作りにはバターの代わりに使うと、しっとりとしたおいしい仕上がりに。
ごま油
ごま油とは、炒ったごまを搾った油のことです。
香ばしいごまの香りと、きれいな琥珀色が特徴です。
ごま油の主成分は、リノール酸とオレイン酸で合計80%以上を占めています。
香りづけに使用されることが多いんじゃないかと思います。
その他にも、ゴマを炒らずに生で絞った、生絞りごま油もあります。
ごま油の使い方
最後仕上げにひと回しかけるとごま油の風味が持続するし、より豊かに変わってくるので、一段と料理が美味しくなります。
漬け込みダレや隠し味に使うと、肉や魚の臭みを抑えて料理の仕上がりが
オリーブオイル
パスタで使用することが多いオリーブオイルですが、大きく分けて2種類あります。
「バージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」です。
オリーブオイル中の脂肪酸の約70~80%はオレイン酸です。
バージンオリーブオイル
バージンオリーブオイルとは、オリーブの果実を搾ってろ過しただけの「一番搾り」のオイルのこと。
4つのグレードに分かれていますが、最高品質のエキストラバージンオリーブオイルが一番見る機会が多いように思います。
主にサラダやマリネ、ドレッシングなどの生食に使用します。
いためたりする火を入れる料理には向いていません。
ピュアオリーブオイル
ピュアオリーブオイルとは、精製したオリーブオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドしたものです、食べ易い風味に調整したものです。
ピュアオリーブオイルは焼きもの、炒め物など加熱料理によいと言われています。
こめ油
こめ油は、自然の恵みをいっぱいに受けて育った玄米のぬか層から生まれた植物油です。玄米由来の栄養成分を含むおいしい油です。
米が主食の日本において、ほぼ国産でまかなえる唯一の植物油です。
オレイン酸が42%、リノール酸が37%ととてもバランスよく含まれています。
ドレッシングなどの生食ではもちろん、加熱調理にもおすすめです。
ただ、値段は高いです。
こめ油の使い方
こめ油は、揚げ物に適しています。
泡立ちが少なく、カラッと揚げることが出来ます。
酸化しにくいので、油臭さが食材につきにくく、おいしく仕上げることができます。
ちなみに、汚れが付きにくいので後片付けが楽です。
ひまわり油
ひまりの種子から採ることが出来るひまわり油は、不飽和脂肪酸を多く含むのが特徴です。
採油方法としては、圧搾法や有機溶媒を用いる溶剤抽出方があります。
無味無臭で癖がないので、どんな料理にもあいます。
ドレッシングにかけ生で食べてもよし、炒め物や揚げ物など加熱料理も得意です。
オレイン酸が豊富に入っています。
また、ビタミンEの含有率は植物油の中でもトップクラスです。
ひまわり油の使い方
無味無臭でクセがないため、基本的にどんな料理にも合います。
揚げ物や炒め物といった加熱料理やドレッシングとして生のまま食べるのもいいと思います。
ココナッツオイル
ココナッツオイルとは、ココヤシから採れるオイルのことです。
美容や健康維持に期待されているMCTの主成分、中鎖脂肪酸を60%以上含んでいます。
中性脂肪酸が体脂肪を分解するので、ダイエットにも効果があります。
ココナッツの甘い香りがし、固形は白く、液状になると透明になります。
ココナッツオイルの使い方
ココナッツオイルの特有の甘い香りを活かして、クッキーやケーキなどのお菓子に使われています。
また、サラダにかけたり、パンにぬったりするとココナッツの香りを相まって、とても美味しいです。
さらに炒め物などの加熱調理にも向いています。
植物油と脂肪酸について
油の主成分である脂肪酸には、エネルギー源としての役割と、身体の組織を正常に機能させる働きがあります。
植物油の多くは不飽和脂肪酸で、このうちオメガ6系脂肪酸のリノール酸と、オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸は、人間の体内では作られず、食物から摂らなければならないので、<必須脂肪酸>と呼ばれています。
出典:日清オイリオ
オメガ9系脂肪酸のオレイン酸
悪玉)コレステロールを上昇させないといわれています。体内でも作り出すことができ、また酸化しにくい性質をもっています。
オリーブオイル、なたね油、こめ油に多く含まれています。
オメガ6系脂肪酸のリノール酸
血中コレステロール値を下げ、動脈硬化などを予防する効果が期待されています。
グレープシードオイル、大豆油、胡麻油に多く含まれています。
オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸
血中中性脂肪を下げる作用があるといわれています。
血管を拡張させ、血液の流れをスムーズにします。
アマニ油、えごま油に多く含まれています。
最後に
料理によって、適した油を使うことが大切!
美容や健康にも植物油は注目されています!
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