アテネ睡眠尺度とは?

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みなさんは、『アテネ睡眠尺度』という言葉をご存じですか?

アテネ不眠尺度とは、不眠症の度合いを判定するために、世界共通で使われている不眠症の尺度です。

8つの質問に対する回答を最大24点で数値化することで、不眠の度合いを判定することが出来ます。

自分の睡眠状態をアテネ不眠尺度にあてはめてみると、気づかなかった不眠の兆候が見つかるかもしれません。

アテネ睡眠尺度とは

・世界共通の不眠症の度合いを判定するための尺度

・8つの質問に対する回答を最大24点で数値化して、不眠の度合いを判定

さっそく、実際の質問内容を見てみましょう。

アテネ睡眠尺度

質問は8項目。

過去1ヶ月間で、少なくとも週3回以上経験した状態を点数(0点~3点)で記入して、合計点で判定する仕組みです。

Q1.布団にはいってから眠るまでの時間は?

3点ー非常に時間がかかった
2点ーかなり時間がかかった
1点ー少し時間がかかった
0点ー寝つきはよかった

Q2.夜間、眠っている途中に目が覚めることは?

3点ー深刻な状態
2点ーかなり困った
1点ー少し困ったことがある
0点ー問題になるほどではない

Q3.希望する起床時間より早く目覚め、それ以上眠れなかったことは?

3点ー非常に早かった
2点ーかなり早かった
1点ー少し早かった
0点ーそのようなことはなかった

Q4.総睡眠時間は?

3点ーまったく足りていない
2点ーかなり足りない
1点ー少し足りない
0点ー十分である

Q5.全体的な睡眠の質は?

3点ー非常に不満
2点ーかなり不満
1点ー少し不満
0点ー満足

Q6.日中の気分は?

3点ー非常にめいる
2点ーかなりめいる
1点ー少しめいった
0点ーいつも通り

Q7.日中の活動は(身体的及び精神的)?

3点ー非常に低下した
2点ーかなり低下した
1点ー少し低下した
0点ーいつも通り

Q8.日中の眠気は?

3点ー激しい
2点ーかなりある
1点ー少しある
0点ー全くない

<不眠症の判定>

6点以上ー不眠症の疑いがある
5~4点ー不眠症の疑が少しある
3点以下ー不眠症の心配なし

日本人の睡眠時間

日本は、世界のなかでも睡眠時間が非常に短い国です。

このデータではOECD 33か国の中で日本の睡眠時間は442分(7時間22分)と最も短いものでした。

十分に睡眠がとれていないと、不眠症の原因にもなります。

その日、一日のパフォーマンスにも影響がでてきます。

不眠症とは

不眠症とは、入眠障害(寝つきが悪い)・中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)・早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)などの睡眠問題があり、そのために日中に倦怠感・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

不眠症は国民病になりつつあり、一般成人の30%~40%は何らかの不眠症状を有していると感がれられています。

また、特に女性に多いと言われています。

不眠の原因

不眠症の原因は、ストレス、からだの病気、心の病気、環境、生活リズムの乱れ等があります。

また、どれか一つだけが原因だけでなく、複数の問題が複雑に絡み合っているケースもあります。

解決方法

まず一番大切なことは、不眠の原因となっているモノを取り除くことです。

そのうえで、自分が一番安眠できる状況や状態を作り出すことです。

もちろん早寝早起きも大切ですし、太陽をしっかり浴びることも大切です。

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